自分の曲の無音地帯でサーというノイズが気になったことはありませんか?何も考えずに曲作りをしていると気づかないうちにそのノイズが発生していて曲の邪魔になってしまうことがあります。今回はそういった小さなノイズについて書いていこうと思います。
ノイズ原因
ぱっと思いつくノイズの原因は以下の3つです。
- プラグインから発生するノイズ
- マイクやオーディオインターフェース、ライン接続等録音に関する事で拾うノイズ
- ディザーノイズ
プラグインから発生するノイズ
主にアナログモデリング等を謳っているプラグインには注意が必要です。このノイズがいい感じにアナログ感を演出するということで実装されているかと思いますがあまりノイズが大きすぎても良くないですよね。
例えば「Waves H-Delay」や「Wavse H-Comp」あたりがそうです。特にこの2種類はデフォルトでノイズが発生する設定になっているので注意が必要です。
録音関係のノイズ
アナログ接続をしているとほとんどの場合ノイズが含まれてしまいます。
録音環境にもよりますが、特に品質の低い製品は大きなノイズが乗ってしまいます。
ディザーノイズ
ディザーノイズとは微量のノイズを出力することにより、ビットレート変換による劣化を和らげるというものです。
マスタリング前の2mixや細かい書き出しでは使用しないほうが良いでしょう。
塵も積もれば…ノイズ対策
上で紹介したノイズはどれも微小なもので、単体ではとくに気にならないでしょう。
しかしそれが積み重なったら?コンプで音量が底上げされたら?さらにはマスタリングでリミッターを使い音量をあげられたら?かなり気になるレベルになるとおもいませんか?
プラグインについては、使うプラグインの数を考えて使いましょう。ノイズを発生させるプラグインの後ろで大きく音量を上げないことも対策の一つです。
録音関係では機材のクオリティや録音環境によって大きく違いが出るので「これ」という対策はないですが気になる場合はいろいろ設定を見直してみては如何でしょう。録音後に「RX7」などのノイズ除去ツールで対策するのも良いかもしれません。
ディザーノイズについては前述の通り、マスタリング前の2mixや細かい書き出しでは使用しないほうが良いでしょう。
さいごに
サーという小さなノイズの発生原因とその対策について紹介しました。
必ず全部取り除かなければならないという訳ではないのですが、あまり大きすぎるのも良くないですよね。
実際曲の頭と終わりの無音部分で露骨に出てきてしまうと嫌ですよね…というかマスタリングの時にどうやって処理しようか困ることがたまーにあります。
すこしでもお役にたったならば幸いです。