【Bass Design】Growl Bassを作るときのたった一つのポイント

【Bass Design】Growl Bassを作るときのたった一つのポイント

ベース系の音楽のメインとも言えるGrowl Bass。例えばこんな曲こんな曲なんてそうですよね。作り慣れていない人にとってはどのようにパラメーターを動かせば良いのかわからないかと思います。そこで今回はポイントを一つだけ絞ってGrowl Bassの音作りに役立つテクニックを紹介します。

目立たせる部分↔引っ込める部分

Growl Bassのポイントはずばり「目立たせる部分と引っ込める部分でパラメーターを動かす」ということです。

Growl Bassを作る際は様々なパラメータをLFOやマクロで動かすのですが、そのパラメータを適当に動かすのではなく「目立たせる部分と引っ込める部分でパラメーターを動かす」ことに意識を割いてほしいということです。

具体的にどういうことか説明すると

目立たせる↔引っ込める部分

  • サブベースを出す↔出さない
  • 単純な全体ボリュームを出す↔出さない
  • ハイパスフィルターをかける↔ハイパスフィルターをかけない
  • ローパスフィルターを開ける↔ローパスフィルターを絞る
  • ベルEQのFreqを上げる↔ベルEQのFreqを下げる(※)
  • より倍音が聞こえる波形↔おとなしい波形
  • ディストーションで歪ませる↔歪ませない

挙げればキリがありませんがこういったパラメーターをまとめて動かすことで、うねりのあるGrowl Bassを作ることができます。

特に太字にした上4つをやるだけでも、かなりキレのあるGrowl Bassを作ることができます。

実際に簡単なGrowl Bassもどきを作ってみる

実際に作ってみます。

波形はシンプルなのこぎり波形。

太字4つをLFOで動かしただけのサンプルサウンドを作ってみました。

 

 

こんなにシンプルなパラメータ操作でも要点を抑えているので、かなりそれっぽい響きになっていますよね。

この後は波形をエディットするなりフィルターを変えるなりOTTなり、好きな音作りをすれば良いかと思います。基本ができていれば鳴りがぐちゃぐちゃになることはあまりないかと思います。

 

さいごに

今回はひとつの切り口からGrowl Bassの作り方を紹介してみました。

シンセの音作りは細かい知識の組み合わせなので、その音の中心的な事柄をしっかり理解すればいろいろな発展がやりやすいです。

今回のテクニックを根底にいろいろな音作りに挑戦してみてください。

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