【課金ゲー】初心者がDTM機材で課金すべき箇所、そうでない箇所

  • 2019.11.10
  • DTM
【課金ゲー】初心者がDTM機材で課金すべき箇所、そうでない箇所

DTMってお金がかかりますよね。DTMは課金ゲーなんて言われることもあるくらいです、そんな中、どれだけ安く済ませるか、どれだけ効率よく機材に投資できるかという部分につい触れていこうと思います。ブラックフライデー(黒金)も近づいて参りましたので、どうぞご参考にしてください。

課金すべき機材

ハードウェア系

コンピュータ

兎にも角にもこれがないと始まりません。ここをケチると必ず後悔します。CPUはなるべく良いもの(corei7等)、メモリも最低16GBは欲しいところです。予算が許す中でなるべくCPUとメモリにお金をかけましょう。

デスクトップ型PCの方はメモリの増設は簡単なので、そこだけ強化するのも十分効果ありです。

余談にはなりますが、ゲームをする方はビデオカードも持っておくと良いです。(私はGTX1060で特に不自由なく快適にゲームできてます)

ヘッドフォン

良い音、良いミックスをするにはモニタリング環境を整えることが近道です。その中でもヘッドフォンは最もコストパフォーマンスに優れている機材だと思っています。スピーカーやオーディオインターフェースは値段に見合ったモニタリング環境の向上は狙えないでしょう。まずは1万円ぐらいから投資してみて、2~3万円クラスになればそれだけでも十分な環境にもなるでしょう。

MIDI キーボード

ピアノを弾けなくてもMIDIキーボードの購入はオススメします。メロディを試行錯誤する時や、音色をチェックするとき、適当に音源を立ち上げて遊ぶときなどなどピアノが弾けなくても登場機会はとても多いかと思います。

鍵盤数は自分の机の幅と相談して決めましょう。鍵盤数が多いと大きいと場所を取りますが、その分便利です。

椅子

椅子。絶対使いますよね。立って作業する少数派は知らないです。
椅子は長時間座ることになるので、良いものを購入することを強くオススメします。長時間作業もこなすことができるようになり、腰など体への負担も軽減できることでしょう。コストパフォーマンスでいうとゲーミングチェアが良いかと思いますが、私はオフィスチェアで有名な「オカムラ」の製品を使っています。日本のメーカーさんなので日本人向けにデザインされており、シンプルな見た目ながら圧倒的な使い心地と、様々な調節機能の搭載で申し分ない使用感です。

ソフトウェア系

Native Instruments Komplete

総合音源パッケージのKomplete。その圧倒的コストパフォーマンスで有名です。もし有料音源を持っていない場合はとりあえずビールくらいの感覚でオススメできるパッケージです。中身を紹介していったらキリがないのでコレについては商品リンクを貼って終わりにします。無料版のパッケージもあるのでそちらも触ってみても良いでしょう。

https://www.native-instruments.com/jp/products/komplete/bundles/komplete-12-ultimate/

NATIVE INSTRUMENTS ネイティブインストゥルメンツ/KOMPLETE 12
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ピアノ音源

付属音源で満足してない場合は、まず購入したほうが良いでしょう。ジャンル問わず活躍してくれる事が多い楽器ですので、優先して購入したい音源のうちのひとつです。Ivory II、Addictive Keysなど数多くのプラグインがありますが、初心者には「Spectrasonics KEYSCAPE」がおすすめです。理由としては、これ一つでピアノだけでなくエレピやシンセキー等様々な音を手に入れることができる為です。

ドラム音源

ドラムは曲のクオリティを大きく左右する楽器の一つです。そのドラムには優先的にクオリティを高くしていきたいです。DTMにおいてはドラムはおおよそ「音源での打ち込みドラム」「オーディオサンプルを使用したドラム」の2種類に分かれるかと思います。

打ち込みドラムの場合は、ドラム音源を購入します。「Addictive Drums 2」、「Superior Drummer 3」、「BFD3」等が挙げられます。残念ながら私はドラム音源を使い込んでないので、おすすめは挙げられないですが前述の3つで聴き比べて購入するのが鉄板かと思います。

もう一つのオーディオサンプルはクラブ系のサウンドを制作する人がよく使う手段です。リアルなドラムセットとは異なる様々な音色が特徴です。こちらはサンプルセットを購入するのが良いでしょう。4つ打ちは「ReFxのVengeanceシリーズ」、ドラムンベースなら「BHK Samples」、ジャンル問わずに膨大なライブラリから月額課金で使用できる「Splice」等がおすすめです。好きなアーティストがいれば、そのアーティストがサンプルパックを出しているかチェックもしてみましょう。案外出していたりすることが多いです。

リバーブ

エフェクター系ではリバーブの購入をおすすめします。イコライザー、コンプレッサー、ディレイなど様々なエフェクトがありますが、無料と有料で最も差が大きいのがこの「リバーブ」だと思っているからです。安価ながら大人気の「ValhallaDSP」シリーズ、リアルな残響を求めるならば「ALTIVERB」等がおすすめとして上がります。

マスタリング用リミッター

もしマスタリングを自分でする場合は、マスタリング用リミッターは必須になります。マスタリング用のリミッターを買うだけでも一段階上のサウンドを演出できるようになるかと思います。マスタリング用リミッターとして有名なプラグインは「Ozone9 Maximizer」「A.O.M. Invisible Limiter」「fabfilter ProL-2」等が挙げられます。マスタリングについては下記記事も参考にしてみてください。

【初心者向け】マスタリングって何?

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課金しなくても良い機材

ハードウェア系

スピーカー

スピーカーは正確なモニタリングをするために重宝するアイテムの一つであることは確かです。しかし、その価格に見合った効果を得られるかとい言われたら首を傾げる部分でもあります。上でおすすめしましたが、初心者がまずモニター環境を作りたいならばヘッドフォンの購入をオススメします。

ただし、上等な部屋とお金をもっている場合はその限りではありません。

オーディオインターフェース

これもスピーカーと同じくコスパが悪いという理由で、優先対象からは外れます。ノイズが気になる場合は、1万円くらいの安価なものを購入して対応すれば良いと思います。

ただし、ギターや歌など録音する人は必ず優先して購入しましょう。録音した音の音質やノイズに大きく関わるためです。(私が録音を行わない人間なので、課金しなくて良いサイドとして紹介しました。)

オーディオインターフェースのすゝめ

ソフトウェア系

エフェクター全般

EQ、ディレイ、コーラス、フェイザー、ビットクラッシャー、ステレオイメージャーなどなど様々なエフェクターが存在してると思いますが、これらは優先するべきではありません。なぜならばフリーでも上等なプラグインが多くインターネット上にあるからです。
もしフリーのもので満足しないので購入したいというのであれば、それはもう脱初心者している立派なコンポーザーでしょう。

コンプレッサー

上で上げたエフェクターの中でも、特にコンプレッサー系のはオススメできません。オリジナルのものからアナログシミュレート系、音との傾向も様々でどのプラグインも素晴らしく聞こえます。が、1万円だしてめちゃくちゃ音が変わるかといえばそういうわけでもありません。コンプにこだわるよりも音作りにこだわった方が良い結果が出ることが多いです。コンプの質感に拘るくらいのレベルの人はもうお金をもらって曲を作っているくらいのレベルでしょう。プラグイン収集大好きおじさん以外は、他のことへ投資することをオススメします。

さいごに

課金すべきか、そうでないかということに焦点をあててお話してみました。ブラックフライデーも近いので何を買おうか今から目星をつけておいても良いでしょう。私は・・・Windows7からアップデートでもしてようかな・・・。(黒金セール関係なさそう)

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