先日Ableton Liveの新しいアップデートの発表がありました。10.1ということで少し大きめのアップデートとなり便利な昨日が多数実装されました。今回はその機能を見ていきたいと思います。
ユーザーウェーブテーブルの読み込み
Live10で実装されたシンセWavetableに好きなサンプルを読み込めるようになります。大人気シンセSerumでも同様の事ができて、パーカッションの波形からかっこいいGrowlベース音を作るチュートリアルなんてものがよくありますね。
細かい使い勝手はまだわかりませんが、試してみる価値は十分ありあそうです。
Channel EQ
EQ Three、EQ Eightに続いて新たなEQが実装されます。見た感じつまみの数は少なく操作はシンプルですが、Analog系の音を意識したような作りになっていて、音の良さが気になるポイントです。
Delay
Abletonには何種類かDelay系プラグインがありますが、そのうちのSimple DelayとPing Pong Delayが統合して新しいプラグインとなりました。
「なんで分かれてるの?」と思いながら使っていた方は非常に多かったと思います。それが統合して便利になってとても嬉しいです。
プチ隠し要素的にあった右クリックで表示されるディレイモードもプラグインディスプレイに表示されるようになってます。
オートメーション
オートメーション周りには多くのアップデートがはいって更に使い勝手がよくなっています。
- Sine等の波形が使える
- 選択範囲内でのストレッチや傾斜設定
- ドローツールで曲線を書ける
- 設定値を数字で入力できる
サイドチェイントラックのフリーズ
個人的には一番嬉しいアップデートがこのサイドチェイントラックのフリーズです。
サイドチェインを使用したトラックはフリーズができなくなり、処理の軽減もできずオーディオ化も難しかったですが、それも簡単に行えるようになります。
VST3への対応
やっとの対応ですね!
VST3の機能については下記のサイトで詳しく解説しています。
https://japan.steinberg.net/jp/company/technology/vst3.html
さいごに
リリース日は発表されていませんが、coming soonということで待ち遠しいですね。
細かい部分で使い勝手がよくなっていて私もリリースされたらすぐアップデートしたいと思っております。