最近リリースされたバトルロワイヤル系FPSゲーム「Apex Legends」はその高いクオリティから非常に人気を博していて、私自身非常にハマっております。ハマりすぎてあっという間にレベルがカンストしてしまいました(内部でカウントは進んでいるみたいですが)。というわけで今回はこのApex Legendsの初心者向けの必須テクニックやオススメ武器、オススメレジェンド、オススメ降下地点をまとめてみたいと思います。
必須テクニック
降下
近くのポイントへ降りたい場合は約600mくらいの距離になったタイミングでシップから降りると早く着陸できます。最接近してから降りるよりも、ある程度速度を保って斜めに降りるほうが効率が良いためです。
遠くのポイントへ降りたい場合の上限は約1200mくらいです。「下に向いて速度を上げる」「上を向いて飛距離を稼ぐ」を交互に繰り返すことで速く遠くへ飛ぶ事ができます。スピードがおおよそ130~145を行ったり来たりするイメージで飛ぶと良いでしょう。
ジャンプマスターでない人は必ず着地前に「周囲の敵の確認」と「ジャンプマスターとの同行をやめる」をしましょう。「周囲の敵の確認」は文字通りです。ジャンプマスターはジャンプの軌道調整をしている都合上確認が取りにくい為ジャンプマスター以外の人が行うのが良いでしょう。敵が居たらピン等で知らせましょう。「ジャンプマスターとの同行をやめる」は着地一歩手前で同行をやめてジャンプマスターと別のポイントへ着地するようにしましょう(すぐカバーできる隣の家等)。着地地点のアイテムの取り合いを避ける為です。あまり遠くだとカバーできなくなる為近すぎず遠すぎずを意識しましょう。着地ポイントはジャンプマスターを含めて各々ピンを立てると混乱を減らせるかと思います。
ピンを有効活用
Apex Legendsのピンは非常に優秀で、場合によってはボイスチャットよりも優秀なコミュニケーションツールとなります。
その種類は様々で「敵発見」「この地点へ向かう」「ここに○○(アイテム)がある」「○○(アイテム)が必要」などなど指し示した箇所によって自動で有用な情報を共有できるようになっています。
特に「敵発見」のピンは重要で癖付けるくらいのレベルにして良いでしょう。特に初心者の人は敵を見つけたら銃を打つよりもまず敵発見ピンを鳴らして味方に状況を知らせることを実施しましょう。味方との素早い情報共有が戦闘の勝敗を分ける大きなポイントでもあります。
次に有用なピンは「ここに○○(アイテム)がある」ピンでしょう。アイテムに向かってピンを打つことで使用でき、味方と落ちているアイテムの情報を共有できます。特に優先度の高い「ボディシールド」「シールドバッテリー」「拡張マガジン」「その他ティア3(紫)ティア4(金)アイテム」は積極的にピンを鳴らして共有するとパーティの装備が整うことでしょう。
扉は2回殴って壊せ
ダウンした敵やデスボックスが扉の開閉を阻害する場面があると思います。その時は扉を近接攻撃で2回殴って壊しましょう。これを知らないと扉の裏で回復されたり、移動の邪魔になりますので覚えておきましょう。
扉を壊すのもそうですが、Apex Legendsの近接攻撃はそこそこ強く(近接は30ダメージ、アサルトライフル1発は20弱)有用なので、近接攻撃はすぐ使うことができるようにしておいて損はないです。このゲームの近接攻撃はPC版のデフォルトでVキーですが、押しづらい位置にあるため押しやすい位置に変更することをオススメします。ちなみに私はマウスのサイドボタンに設定しています。
近接攻撃の使い道
- 最序盤武器や弾が無い時
- 弾を打ち切ってしまったがトドメの1発が欲しい時
- サプライロボを壊す時(銃で壊すと音が出てしまう為)
- ダウンしている敵のHPを削る時
- 扉を壊す時
最重要アイテム:ボディシールド
Apex Legendsで最重要アイテムと言えばボディシールドです。銃の打ち合いの勝敗はボディシールドのランクで大きく左右されます。
そのボディシールドの特性について知っておいたほうが良いことがあるのでリストアップします。
- シールドの1メモリ=25。
- 体力回復よりもシールド回復の方が速い。その為、急いで回復しなければならない場合とりあえずシールドを回復する。
- 敵を倒した時に出現するデスボックス内のシールドは耐久値が回復した状態になる。有効活用すべし。
- 戦闘中でも新しいシールドやデスボックス内のシールドに着替える事で耐久値を回復しながら戦闘できる。
初心者オススメレジェンド
初心者オススメレジェンドはライフラインとブラッドハウンドです。この2体はスキルが簡単でわかりやすい為、初心者にオススメできると考えました。詳しくは後述します。
ライフライン
パッシブアビリティ
戦う衛生兵:ノックダウンされた仲間を、シールドの壁で守りながら素早く復活する。また、回復アイテムを25%早く使用できる。戦術アビリティ(Q)
D.O.C.ヒールドローン:一定時間、付近の兵士を自動的に治療する慈愛ドローンを要請する。アルティメットアビリティ(Z)
ケアパッケージ:高品質の防御用装備を積んだドロップポッドを要請する。
ライフラインは初心者上級者問わず人気のレジェンドです。パッシブスキルの回復アイテム短縮が非常に強力で、戦術スキルでの回復も助けられる場面が多くあります。アルティメットスキルは敵に位置をバラす為、(特に後半は)使い所は注意しましょう。欲しいアイテム(主に紫シールド)がない場合は使わないほうが良いでしょう。
戦闘中に慌てて使うスキルが存在しない為、初心者でも落ち着いてスキルを使うことができるのがオススメポイントです。
ブラッドハウンド
パッシブアビリティ
トラッカー:敵が遺した痕跡を認識できる。戦術アビリティ(Q)
全能の目:短い間だけ眼前の全構造物を見通して、隠れた敵や罠、手掛かりを見破る。アルティメットアビリティ(Z)
ハンティングビースト:五感を研ぎ澄ますことで獲物が強調表示され、動きも速くなる。
ブラッドハウンドは索敵能力に秀でたチャンピオンです。というと初心者には難しそうに感じますが、パッシブスキルで表示される敵の痕跡をピンでチームと共有することで、ゲームに不慣れでもチームに貢献することができます。戦術スキルは使うと敵にバレてしまいますので、敵がいるという確信がある場合のみ使用しましょう。アルティメットスキルは戦闘が始まればとりあえず使っておく感じで良いです。移動速度が上がり、敵の視認性も良くなるため使いやすいスキルです。
ライフラインと同じく戦闘中にスキルを使わなくても良いので操作も慌ただしくなりません。
初心者オススメ武器
初心者にオススメの武器は「R301 カービン」「スピットファイア」です。どちらもフルオート武器で扱いやすいのが特徴です。詳しくは後述します。
強武器としてよく目にするのは「ウィングマン」「ピースキーパー」「R99」等ですが、これらは近距離での激しい立ち回りと正確なAIMが必要になるため初心者には少しハードルが高いです。FPS経験者や操作に慣れてきた人はこれらを使ってガンガン攻めていっても良いかもしれません。
逆にオススメしない武器はスナイパー系(「G7スカウト」「ロングボウDMR」「トリプルテイク」)です。このゲームは接近手段や回復手段が豊富かつ近距離武器の火力が高いため、接近戦が起こりやすいです。接近戦だとスナイパー系の武器は近距離武器に火力負けしてしまいます。遠距離で多少削るだけだと殆どアドバンテージが取れないため初心者がうまく使うには非常にハードルが高いです。スナイパーをうまく使うには、ガンガン攻めて先手を常に取っていける立ち回りと正確なAIMを手に入れたらでしょう。
R301 カービン
Body damage 14 Head damage(no helmet – level 1~3 helmet) 28-25-22-21 Rate of fire 720RPM DPS(Body) 168 Magazine capacity(Default – level 1~3 magazine) 18-20-25-28
R301の特徴はなんといっても癖がなくハイスタンダードにまとまっている点です。フルオート武器で低反動であるにも関わらず、高いDPSを繰り出すため遠距離から近距離どの距離でも活躍できる優れた銃です。特に中距離においてはこの武器が最強クラスと言っても良いでしょう。
唯一の欠点としてはマガジンサイズの小ささで、拡張マガジンを付けていなければ1マガジンで紫アーマーと体力両方を削り切ることは難しいでしょう。拡張マガジンは最優先アタッチメントですね。
スピットファイア
Body damage 20 Head damage(no helmet – level 1~3 helmet) 40-36-32-30 Rate of fire 512RPM DPS(Body) 170 Magazine capacity(Default – level 1~3 magazine) 35-45-55-60
スピットファイアはR301と比べて反動は少し大きいですが、マガジンサイズが大きいのが特徴です。デフォルトでもlevel 3マガジン装着のR301を上回っています。戦闘時間が長いこのゲーム(PUBGなんかは中距離でも1秒以内にダウンすることが多いです)において1マガジンの総火力は戦闘に大きく影響します。ダメージも申し分なく総合的に非常に強力な武器です。
近距離(5mくらい?)の戦闘では銃を覗かずに腰だめでぶっ放す方が扱いやすいかと思います。(参考動画 スピットファイア腰だめチンパン)
初心者オススメ降下地点
最後に初心者オススメ降下地点を紹介します。
画像の赤丸がオススメポイント、びっくりマークはオススメできないポイントです。
沼沢(しょうたく)
通称ぬまさわ。正しくはしょうたくと読むけどみんなぬまさわって言ってる。
ここはあまり多くの人が来ない割に、物資と建物がたくさんあり安定したファームを行うことができるため初心者にオススメです。建物一つ一つの距離があってファーム速度は遅いですが、その分混戦になりにくいです。
敵が同じ区画にいるのならばある程度ファームした後に屋根に登って索敵をしましょう。
ファーム後は西のなにもない林を抜けていってもよし、北の湿地や南西のハイドロダムやリパルサーを覗きに行ってもよしです。
リレー
ここも物資量が多く人が少ないポイントです。敵がいる場合は西側に着陸するのがオススメです。物資も多く味方のカバーが入りやすい位置で戦闘が行えます。
ファーム後は湿地を覗きに行くか、次に紹介する砲台南の林をファームするのがオススメです。
砲台南の林(名称なし)
ここはかなり穴場のスポットだと個人的に思っています。
マップに名前が記されてない上に建物がないので殆ど人が降りることはありませんが、たくさんのサプライボックスが設置されています。ファーム効率こそ悪いものの、安全かつある程度の物資量を揃えるのにはうってつけです。
万全ともいわず装備が整えば、戦闘が行われた湿地や砲台に殴り込みに行くルートがオススメです。開幕戦でダメージを負っているパーティを横から叩いて装備をゲットしましょう。
サンダードーム
人気スポットスカルタウンの隣のため人がくる確率はそこそこありますが、オススメポイントのひとつです。
まず降下地点は北東の金属の網で囲われている区画と、サンダードーム中央→高所の網小屋ルート、北西の階層が分かれている大きな区画の3つです。この3点が物資が集まっているポイントなのでまずはそこを抑えましょう。
サンダードームでのファームか戦闘が終了したら長居は禁物です。スカルタウンから敵がやってくる確率が高いためです。すぐに北か西へ抜けてファームしながら移動しましょう(もし戦闘をばりばりやりたいならばスカルタウンに突っ込んでも良いですが)。もしサンダードームでの被りが多い場合や、降下をミスして相手より明らかに遅れた場合は最初から北か西の区画にずらして降りるのも一つの手です。
要注意スポット
サプライシップ・マーケット・バンカー・スカルタウンの4つは初心者にはオススメできません。
サプライシップはApex始めたての人は絶対気になって降下するポイントかと思いますが、1パーティ分の物資すら揃わないのに大抵戦闘が起こります。サプライシップでの戦闘に勝ったとしても戦況が分からない街に遅れて入るという大きなリスクも背負うことになるため、サプライシップに降りるのはおすすめできません。
マーケットも目を引くスポットですが、見た目やその名前によらず物資がまったくありません。銃を手にすることができずに死んだことが何回もあります。屋上からの侵入も容易なため降下地点として選ぶのはおすすめできません。
バンカーも人気のスポットですがここも思ったより物資量がありません。位置がマップ中央なので銃声を聞いて寄ってくる敵に両方の出口を阻まれるなんてこともあってかなり危険です。付近のファームポイントもあまりおいしい場所ではなく物資が貧弱になりがちです。
スカルタウンはApex Legendsの中も非常に人気のスポットです。とにかく戦闘が起こりやすいのでバンバン戦闘をこなしたいという人以外は避けるのが無難でしょう。
おまけ:センシのはなし
なかなか相手に勝てない、AIMがうまくできないと言った人は尽きないと思います。そんなFPS初心者を見てよく思うことがひとつあります。
それは「センシ(感度)が高すぎる」ということです。センシが高いということは少しのマウス操作で大幅に動くということなので、その分正確に狙いをつけるのは難しくなります。
センシの指標としては振り向き(180°)がマウス何センチでできるかというものがよく用いられます。
明確な決まりはありませんが大雑把に下の表のように捉えてもらえたら良いかなと思います(あくまで個人的な見解です)
ハイセンシ | ~15cm |
ミドルセンシ | 15~20cm |
ローセンシ | 25cm~ |
FPSのプロプレイヤーもミドルからローセンシが多いという話をよく耳にしますが、それが正解という話ではありません。ハイセンシでうまいプレイヤーももちろん存在します。ですので一度自分のセンシを測ってから下げてみることオススメします。自分に合ったセンシをみつけたら他のゲームでもそれに合わせると簡単に似た環境を構築できるのも良い点ですね。
有名プレイヤーのセンシは検索したら出てくるので参考にしてみるのも良いでしょう。
さいごに
Apex Legendsは後発ながらもこれまでのバトルロワイヤルゲームの楽しい部分を受け継ぎながら、不満点を解消してレジェンドという独自の要素を取り入れた本当に楽しいゲームです。リリース当初のPUBG並にハマっています。
かなりボリュームが大きくなってしまいましたが、この記事を読んで初心者がApex Legendsの世界にスッと入ってもらえたら嬉しいです。