マスタリングされた音源を確認する機会はマスタリングする側は当然ですがされる側もたくさんあると思います。そこで私がどのような観点でチェックをしているのかということについて共有してみたいと思います。
チェック項目の観点は大きく分けて2つです。
ひとつめはファイル出力時のミスについてです。なるべくミスがないようにマスタリングするように心がけてはいますが、人間ですのでミスが出てしまうことも少なからずあります。とくにファイル出力に関するミスは取り返しのつかないことになる可能性もあるので、チェックに時間を取れない場合でも必ずチェックするようにしましょう。
ポイントは以下が挙げられます
いずれも簡単な項目ですが、楽曲を仕上げるにあたってこのチェックを行わないと致命的なものになってしまいます。エンジニアはもちろんですが、コンピレーションの企画者もこの項目に関してはチェックすることをオススメします。
音の傾向は音圧や音のトーンといったマスタリングのエフェクターのかけ方に関係する部分です。この部分は特にエンジニアに加えて作曲者の方にも是非チェックして頂きたい項目になっています。マスタリングエンジニアが良いと思っても、作曲者との意向が違っていることも少なくないので時間をとることをオススメします。
ポイントは以下が挙げられます
マスタリングチェックに関してまとめてみました。
エンジニア側もなるべく問題がないようにチェックしますが、作曲者や企画者側のチェックをすることでより安全に音源をリリースすることができます。
いままでチェックを適当になんとなく行っていた人は、是非今回紹介した観点からチェックしてみてください。