Categories: 音作り

Serumでクラップを作ろう

 

パーカッションをシンセで作ろう企画も3回目になりました。今回はクラップ(手拍子)です。キックとスネアとは違いクラップはシンプルです。早速ぱぱっと作ってしまいましょう。

Serumで作る

今回はSerumを使います。使う理由としては…

  • エンベロープが自由に書ける
  • 様々なノイズが出せる

という点です。

後ほど説明しますがLFOを用いることで自由にエンベロープを書くことができるのがSerumの強みの1つです。

また、ノイズオシレータも豊富なので様々な音作りに対応できるのでSerumを使っていこうと思います。

 

今回の完成形はこんなクラップ音です。808風です。

 

 

クラップの構造

これは有名なTR808のクラップの波形です。

波形を見ると「パパパパーン」みたいな形になってませんか?

でも実際音を聞いてみるとそうではないですよね。

 

極短い間隔で「パパパパ」とやるとクラップ独特のアタック感を作ることができるというわけです。

以上を踏まえて実際に作っていきましょう。

 

オシレータとフィルターで土台作り

まず始めにノイズオシレータを使ってノイズを出すように設定しましょう。

ノイズの種類は好みで大丈夫です。

いつも使うOSC A等は切っておきましょう。

 

次にフィルターで簡単に音作りをします。

バンドパスフィルターがクラップの音作りには適しています。適当にいい感じに設定しましょう。

 

 

エンベロープをいじくり回そう

LFOをノイズボリュームにアサイン

ノイズオシレータのボリュームをゼロにして、LFO1を最大値でアサインします。

これでノイズオシレータのボリュームとLFOが同期しました。

 

LFOの設定

下の方の赤枠「ENV」という項目が重要です。

これを選択するとエンベロープのように発音時にのみLFOが動作します。

ついでにBPM SYNCも切ってLFOの周期をHz単位で調整できるようにしておいたほうが音作りがしやすいでしょう。

 

エンベロープを書く

思いのままに書くのじゃ!

 

エフェクターをかける

コンプ・サチュレータで音圧を確保するのはいつもどおりと思います。

あとは好みでEQやリバーブ、フィルターなどなど掛ければ良いです。

 

それで最初に貼ったこの音になります。

 

 

さいごに

クラップ作り方如何だったでしょうか。

今回紹介した手法を基本にレイヤーやエフェクターなどを駆使すれば様々なクラップが作れるようになるかと思います。

またスネアとのレイヤーもできるのでさらに音作りの幅が広がります。

ドラム類の音作りはこれで一旦終わりにしようと思います。リクエストがあればまた何か紹介するかもでしれません。

それでは!

※Serumプリセット
https://www.pixiv.net/fanbox/creator/325987/post/95252

※Clapサンプル集
https://www.pixiv.net/fanbox/creator/325987/post/95253

 

purureko

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