Categories: 音作り

【楽曲解析】Filamentのプロジェクトを分析 part1

Arcaeaに提供した楽曲「Filament」のプロジェクトを細かくお見せしたいと思います。作曲や音作りの参考にしていただければ幸いです。part1ということでイントロ部分を中心に分析していきます。

Puru – Filament

Piano

特に変哲のないピアノパートです。下から二つ目の音は7度でもいいかなといま改めて思ったり。

Am9→GM9→CM9

ピアノ音源は私愛用のAbleton付属のGrand Pianoです。低音がすごいくっきり出ます。

Drums

 

こちらも超シンプルなドラムパートです。キック・ハット・クラップの3パートです。サンプルならべてるだけです。

Sub Kick

 

序盤だと一番特徴的なパートです。外部エフェクターでも音を変えていて、元のシンセの音はこちらです↓。

 

シンセの音作り

Sylenth1で作っています。シンプルなSine波で、頭だけPitchを上げてキックのアタック部分を作っています。

そこにSylenth1内臓エフェクタ「DISTORT→Decimate」をかけ、ポルタメントも少しかけています。

シンセ側での音作りはこの程度で、下記外部エフェクタ群で音圧やトーンを調整しています。

MIDIノートで1~2オクターブ上下させてフレーズ作っているのもポイントです。

プリセットはこちらで配布しています。(支援者限定)

https://www.pixiv.net/fanbox/creator/325987

エフェクタ

オーバードライブ→アンプ→コンプ→EQ→リミッターという流れになっています。

・オーバードライイブ・アンプ→音をひずませて音圧を上げて、ひずみ等で音のトーンを調整して音作りしています。
・コンプ→なんとなく潰してます。
・EQ→中音域のブーストと、低音域を削ってバランスをとっています。
・リミッター→突出しているアタックをとっています。

別でベースのバストラックでMBコンプやサイドチェインをかけております。

簡単に言うとドライブとアンプで音色やトーンを整えて、EQでは低域のバランスを調整しているだけになります。

Chord Stab

 

少し特徴的な音になっていますね。

まずフィルターのレゾナンスを高めに設定し、Chorusで音を揺らすことでこの音の雰囲気を出しています。アタックはごく短いピッチエンベロープで作っています。(アタックの作り方の解説はこちら)

音ゲー用に手数増やすためにも16分で刻んで、オートメーションでフィルターを動かせばStabパートの完成です。

こちらも同様にプリセットを配布しています。(支援者限定)

https://www.pixiv.net/fanbox/creator/325987

続きは次回!

今回の記事は面白かったでしょうか?

この音詳しく見たいとかあればコメントにておねがいします!

▼part2

【楽曲解析】Filamentのプロジェクトを分析 part2

purureko

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