Categories: 音作り

【Bass Design】サブベースをレイヤーする

ベースの音作りをする際によくレイヤーというものが行われます。レイヤーをベースの音作り使用するとより一段階上の音にすることができます。非常に簡単なテクニックですがここで紹介したいと思います。

サブベースをレイヤーするメリット

サブベースをレイヤーすると、ベースとして重要な基音を安定させることができます。基音を安定させると、ベース全体としても音が安定し、基音の鳴りを気にせずに音作りを行う事ができます

低音は基本的にステレオワイドにせず、中心に寄せたほうが良いとされています。低音はステレオを感じにくい上に、ステレオにすると定位が安定せず気持ち悪いミックスになってしまいます。

ただしベースの音作りでステレオワイドにしたりベースの基音に影響与えるような動きをしたりする事は少なくありません。Detuneを使ったりGrowlベースを作る場合は特にそういった事が多いです。その場合にこのレイヤーが役に立つという訳です。

レイヤーの方法と注意点

メインで音作りをしたベースとレイヤー用の2つのトラックを用意します。

メインで音作りをした音はローカットします。(画像参照)

レイヤー用のトラックはシンプルにサイン波だけならしたものを用意しメインのベースと同じ音を鳴らせばOKです。

メインとレイヤートラックはまとめてグループ化しておくと便利です。グループ元でまとめてエフェクトをかければ管理が簡単になります。また、入力MIDIも同じにしておくといくつも同じMIDIを用意する手間も省けます。

Serumでレイヤーする簡単な方法

Serumにはレイヤー用に別トラックを用意せずともサブベースをレイヤーできる機能があります。SubオシレーターをONにして「DIRECT OUT」を点灯させます。

この「DIRECT OUT」はSerumで使用したフィルターやエフェクターを介せずにSubオシレーターの音を発音できます。この機能を用いることでわざわざレイヤー用の別トラックを用意しなくともSerum一台でベースの音作りができます。

さいごに

ベースに関する簡単なTipsを紹介しました。ベースの低域までエフェクトをかけてミックスがうまくいかなかった方はこの方法を試してみては如何でしょうか。

purureko

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