シンプルなSAWをベースに使うことは多々あると思いますが、単純に使うとベースとしては弱くなってしまうこともありますよね。というわけで今回はそんなベース用のシンセを太くする方法を紹介したいと思います。
ふつうですね
まず定番として歪ませる方法です。
歪みにもたくさん種類がありますので、ベースと合うものを用意しましょう。
サンプルの上がSausage Fattener、下がSerumのTubeです。
歪は本当に奥が深い(というよりも種類が多い?)エフェクタなのでエフェクタによって、または使用する音によって音がとても違ってくるのでいろいろ試すと良いでしょう。
アンプシミュレータなんかも良いかもしれませんね。
また、ローパスフィルターで高音を削ってから歪ませると、歪みによる音の変化がわかりやすくなって新しいサウンドの発見に繋がります。
シンプルに低域をブーストしてあげるとよりベースらしいサウンドになります。
膨れ上がった低域とバランスを取るために1kHz付近を少しカットしました。
スッキリとしたベースにしたいなら300Hz付近をカットしても良いでしょう。
1オクターブ下のSquareを小さい音量で鳴らすととても太くなります。
SAWらしさは少しなくなりますが、出したい音を考えながら混ぜる分量を考えれば良いでしょう。
Waves製の有名なプラグイン「RBass」です。
ベースっぽくしたいなと思ったらとりあえず刺しておけば良いというくらい使い勝手が良いです。
困ったら刺しちゃいましょう。
シンプルなSAWを太くする方法を紹介しましたが如何だったでしょうか。
今回紹介した方法はもちろん組み合わせOKなので、それぞれの良い部分を引き出せるように組み合わすのも良いです。
また、太くする方法として「ユニゾン」や「デチューン」が挙がることがあるかと思います。
個人的に「ユニゾン」するよりも波形は1本の方が太くなりやすいので省略しました。「デチューン」は太くするというよりも「デチューンという音にする」感じが強くこちらも省きました。
今回はあくまでシンプルなSAWベースに対する処理ということで4つの方法を紹介しました。音作りとしてユニゾンやデチューンを使うのはもちろん問題ありません。
今後いろいろなベースサウンドを紹介していければ良いなと思っています。
ではでは。