今回はNintend Switch用ソフト「ゼノブレイド2」のレビューを行っていきます。前々から周りでハマってる人が結構いて気になっていたタイトルだったので、夏コミ案件が終わったタイミングでふと思い立って(ブログそっちのけで)プレイしました。ちなみにゼノシリーズは初プレイです。それでは早速始めていきましょう。ネタバレは含めませんのでプレイ予定の方もご安心ください。
雲海に覆われた世界で、巨神獣という超巨大生物に国を築いて生活をしている世界。
設定だけでもファンタジー感溢れる世界観ですが、フィールドや構造物もとても雰囲気がでています。
デカすぎる木々や、利便性皆無の無駄に高低差のある街…良いですよね。
巨神獣の内部や、巨大な雪山、廃墟や遺跡などほかにも探検したくなるような
ゼノブレイド2の世界にぐっと引き込む序盤の展開と、中盤のダレなさ、物語の終わり方と非常によくまとまっていて良かったです。
メインストーリーの続きが気になる一心で、4日で40時間、寝る間も惜しんでプレイしてしまいました。
キャラクタ毎の背景や伏線、世界設定も練られていてとても引き込まれました。
正直なところ、細かい部分で「え?」と思うことが多々あったのは残念ポイントでした。が、個人的には大筋のメインストーリーがきれいに終わったのでそれで満足です。
1週目ではすっ飛ばしたサブストーリーもたくさんあるようで、非常に気になっております。
また追加でストーリー内で触れられた国のストーリーも新たにプレイできるようになるようなのでそちらも楽しみです。(9/21発売予定)
めっちゃかわいい。
安い言葉かもしれませんが、素直にそう思いました。物語の後半に出てくるキャラが特に可愛くて一人で大盛り上がりしてましたね。(ネタバレ回避)
かわいいだけじゃなくキャラ付けも上手でセリフひとつひとつに個性があってちょっとした会話でもにやついてしまいます。
ストーリーの項でも触れましたがサブストーリーが充実しており、メインキャラクターではないキャラクターにも個性があり2周目が楽しみです。
メインのキャラデザには楽園追放で有名な「齋藤将嗣」さん、敵陣営のキャラデザにはFFシリーズ等を手がけている「野村哲也」さん、他にも仲間にできるブレイドのデザインをいろんな方が手がけているようです。
荒いな~思う部分も多々ありましたが、Switchならこんなものか?という感じでした。
メインキャラの3Dモデルはよくできていて良かったです。
簡単すぎず、理不尽な難しさもなく絶妙なラインで物語を進行できた点は私としてはとても評価できる点だと思います。
雑魚敵を倒す作業感がなく、道中のモンスターでさえ少し気を抜いてヘイトを集めてしまうとやられてしまい、終始緊張感を持ったままストーリーを進めることができました。
このゲームを終始楽しめた大きな要因の1つだと考えております。
このゲームの序盤のフィールドにはなんとレベル80近いゴリラが居ます。ふつうにフィールド歩いてたら殺されました。(ちなみにラスボスクリア時のレベルは70いきませんでした。)
よくゲームをやる人はこれだけでピンとくるかもしれません。
そう、ちゃんと周回や理込みを想定した作り込みになっていて、クリア後にあそこ行きたいな~とかあのデカイモンスター倒したいな~と様々な楽しみが残っています。
もうすでに何回か触れましたが、キャラ毎のサブストーリーもその1つですね。
ただ、おつかいクエストやブレイドガチャ、キャラ育成等のめんどくさい要素もあるというのはJRPGのお決まりだろうか?
とにかくシステム周りでストレスが貯まることが多かったです。
などなど他にも挙げればキリがないくらいシステム面では不満が多かったです。
また戦闘システムは、複雑な割にチュートリアルが雑で「こういう時はこんなこともできます。今回は特別サービスでゲージをMAXにしておきましたので、試してみてください」みたいに言われて戦闘が始まるので人によってはかなりキツいのでは?と感じました。
いろんな要素があり複雑そうに見えますが、結局タイミングよくスキル打ってチェインアタックで締めるという1つのパターンに集結してしまい物足りなく感じます。
ブレイドコンボも、コンボルートが分岐していないルートがあったり、追加効果を考えずにとりあえず打っとけ感があったりともっとよくできたのではと思う部分が多々有りました。
システム周りの不満がとにかく多くて、ゲームとしての評価を下げざるを得ないのがもったいなかったです。
私の好みやイメージ・偏見によるところも大きいので、ゼノブレイド2のBGMが好きな方はご了承ください・・・。
良い曲ももちろんたくさんあったのですが、ステージに合っていない曲の方が強く印象に残ってしまいました。特にステージ後半で多かったです。
ドラム+エレキギター+ストリングス(+ブラス)の定番盛り上げ構成が多すぎてお腹いっぱいになりすぎたのも大きいかもしれません。ストリングスが本当によく出てきたイメージです。
恐らくシリーズ的にこういう雰囲気で攻めているんでしょうけど、せっかくいろんな世界設定を作ったのならその世界の雰囲気に合わせてほしかったです。
ただ、こういったBGMの雰囲気が好きな人には曲数も多くて十分満足するものなのではないかと思います。
街のBGMや盛り上げる場面のBGMは良いものが多かったので、それを少し貼っておきます。
ブレイド同調という名前ですが、どうみてもソシャゲでよくある単発ガチャそのものです。
まだ私はそれほどブレイド同調をしていないのですが、レアブレイドを集めようと思うと大変な労力が必要だということがやらずとも分かってしまいます。
素材を集めてコアクリスタルを合成するとかガチャとは違うもっとまともな方法はいくらでもあったと思うのですが、とにかく残念ポイントでした。
全体的にまとめると
こんなかんじでしょうか。
こう見ると低く見える気もしますが、プレイしていてとっても楽しい作品でした。
細かい部分でツッコミどころが多いですが、RPGの一番大事なストーリーが良かったので満足です。
大筋のストーリーと世界観にちょっとでも興味があるなら是非プレイしてみてください。
今私も2周目を進めているところで、レアブレイド集めとユニークモンスター狩りでもしようと思っています。
次回はちゃんと音楽記事をやろうとおもいます!ではでは~